📝この記事でわかること(再生医療の基礎)
- 従来の関節治療における「保存療法」と「手術」の限界。
- 再生医療が「第三の道」と呼ばれる理由と、その基本的な仕組み。
- 代表的な再生医療であるPRP療法と幹細胞治療の違い。
- 自分の細胞を使う「低侵襲な治療」のメリット。
手術を避けたい方、従来の治療で効果がなかった方は、再生医療の可能性を知ってください。
1. 😟なぜ今、関節治療に「第三の道」が必要とされているのか
膝や股関節の痛みに対する治療は、これまで大きく分けて2つの選択肢しかありませんでした。しかし、それぞれに限界があるため、その間を埋める新しい治療法が強く求められてきました。
1-1. 従来の「2つの選択肢」とその課題
| 治療法 | 概要 | 主な課題 |
|---|---|---|
| ① 保存療法 | 薬、注射(ヒアルロン酸)、リハビリなど。 | 軟骨の再生や根本治療ができない。進行すると効果がなくなる。 |
| ② 手術療法 | 人工関節置換術など。 | 体への負担が大きい。入院が必要で、患者様の希望と合わない場合がある。 |
再生医療は、この保存療法と手術療法の間に位置し、「体を大きく傷つけずに、組織の根本的な修復を目指す」という、これまでの治療にはなかった新しい価値を提供します。これが「第三の道」と呼ばれる所以です。
2. 🧬再生医療の基礎:自分の細胞で治す仕組み
再生医療とは、患者様自身の細胞や組織を利用して、病気や怪我で失われた体の機能の回復を目指す治療法全般を指します。関節治療においては、軟骨や周囲の組織の修復を促すことが目的となります。
2-1. 再生医療の2大主役:PRPと幹細胞
現在、関節治療で広く利用され、注目されているのは主に以下の2つの方法です。
🔹PRP療法(多血小板血漿療法)
- 仕組み:採血した血液から、血小板を濃縮して関節内に注入します。
- 役割:血小板に含まれる成長因子が、軟骨や腱の修復を促し、炎症を鎮めることで痛みを軽減させます。
- 特徴:採取が容易で、最も低侵襲な再生医療として広く利用されています。
🔹幹細胞治療(脂肪由来幹細胞)
- 仕組み:腹部などから採取した脂肪組織から幹細胞を分離・培養し、関節内に注入します。
- 役割:幹細胞には、軟骨や骨などの組織に分化する能力や、強力な抗炎症作用、周囲の組織の修復を促す作用があります。
- 特徴:PRPよりも高い修復能力が期待されますが、PRPよりも採取に手間がかかります。
阿部整形外科クリニックでは、特に低侵襲で有効性の高いPRP療法に注力しています。
3. 🌟再生医療が膝・股関節治療で注目される理由
再生医療は、軟骨を大きく失った進行期の患者様だけでなく、中期の痛みを抱える多くの患者様にとって、希望の光となっています。
3-1. 手術回避の可能性を高める最大のメリット
- 軟骨の保護:成長因子が炎症を抑え、軟骨の分解を抑制することで、病気の進行そのものを遅らせることが期待できます。これにより、人工関節手術までの時間を大幅に延ばす、あるいは手術を回避できる可能性が高まります。
- 低侵襲性:採血や注射のみで完結するため、入院やリハビリ期間が不要です。仕事や日常生活に影響を与えずに治療を進められるのは大きなメリットです。
- 副作用のリスクが低い:患者様自身の血液や脂肪組織を使うため、拒否反応やアレルギーといった副作用のリスクが極めて低いことも重要な点です。
4. 📞再生医療の可能性を専門医に相談すべき理由
再生医療は万能ではありません。その効果を最大限に引き出し、安全性を確保するためには、高い専門性と技術が必要です。
4-1. 適切な診断と正確な治療が必須
患者様の軟骨の損傷度合い、痛みの原因、ライフスタイルなどを総合的に判断し、再生医療が最適であるかを判断しなければなりません。「誰にでも」「同じ方法で」効くわけではないからです。
阿部整形外科クリニックの専門性:当院では、院長 阿部瑞洋による高精度エコーガイドを用いた正確な診断と、PRPの損傷部位へのピンポイント注入を徹底しています。これにより、治療効果を最大限に高め、無駄な治療を避けることが可能です。
再生医療は、単なる注射ではなく、あなたの体の治癒力を引き出すための高度な医療技術です。まずは、再生医療の適応があるかどうかを専門医にご相談ください。
📞あなたの関節痛に再生医療は適用可能か?
「手術はしたくない」「従来の治療で限界を感じている」— 再生医療は、そんなあなたのための「第三の道」かもしれません。
阿部整形外科クリニックで、あなたの膝や股関節の痛みに最適な再生医療の可能性を専門医に相談しましょう。
またはお電話で:0422-30-8080
5. 📋よくある質問(FAQ)
- Q. 再生医療は、どのような症状の関節痛に適用できますか?
- A. 主に変形性膝関節症や変形性股関節症といった、軟骨が損傷している疾患に適用されます。特に、軽度から中等度で、従来のヒアルロン酸注射やリハビリで効果が得られなくなった段階で有効性が期待されています。
- Q. 再生医療に使われるPRP療法とは何ですか?
- A. PRPは「多血小板血漿」の略で、患者様ご自身の血液から血小板を高濃度に抽出したものです。血小板に含まれる豊富な成長因子が、損傷した組織の修復を促し、炎症を抑える作用を持っています。
🏥記事監修
阿部整形外科クリニック
院長 阿部瑞洋 (股関節専門医・日本整形外科学会専門医)
当記事は、阿部瑞洋 院長による最新の医療情報に基づき作成されています。専門的な診断や治療が必要な場合は、必ず医療機関を受診してください。
クリニック詳細:https://abe-seikei-cli.com/

