「最近、股関節に違和感があるけれど、まだ歩けているし、大丈夫だろう」
「年をとれば誰でも痛くなるもの。湿布を貼って様子を見よう……」
そんなふうに、自分自身の身体が出しているSOSを「まだ大丈夫」という言葉で後回しにしていませんか?
こんにちは。阿部整形外科クリニック院長の阿部です。
実は、整形外科医として多くの患者様を診てきた中で、僕が最も悔しい思いをする瞬間があります。それは、「先生、もっと早くここに来ればよかった。もっと早く先生に出会いたかった」と、末期の状態で来院された患者様に言われる時です。
僕は今、不慮の事故で左足関節を骨折し、自分自身が「歩けない痛み」と戦っています。松葉杖を使い、一歩を踏み出すのにも細心の注意を払う毎日……。だからこそ、今までのどの診察よりも切実に感じていることがあります。それは、「歩ける未来を、放置というギャンブルにかけてはいけない」ということです。
今回は、股関節の痛みを放置すると具体的にどうなってしまうのか。専門医として、そして今まさに痛みを抱える一人の患者として、その「恐ろしい真実」をいつもの1.5倍の情熱でお話しします。

1. 【理由①】軟骨には神経がない。痛みが出た時はすでに「進行」している
股関節の痛みの原因の多くは「変形性股関節症」です。これは関節を保護している軟骨がすり減っていく病気ですが、ここに医学的な大きな罠があります。
実は、軟骨そのものには神経が通っていません。
意外に思われるかもしれませんが、軟骨が少し減ったくらいでは、人間は「痛み」を全く感じないのです。あなたが「なんだかズキズキするな」「重だるいな」と感じ始めた時、それはすでに軟骨がかなり摩耗し、その下の骨(軟骨下骨)が露出して直接刺激されているか、削れた軟骨のカケラが関節の袋(滑膜)を刺激して激しい「炎症」を起こしているサインです。
つまり、痛みを感じている時点で、病状はすでに『初期』を通り越している可能性が高いのです。「痛くないからまだ平気」は、股関節においては非常に危険な判断です。痛みが出る前に現れる「動きの硬さ(靴下が履きにくい、爪切りが辛い、あぐらがかけない)」を感じたら、それは骨からの最後の警告だと捉えてください。

2. 【理由②】股関節だけでは済まない。全身の「連鎖破壊」が始まる
股関節は身体の中で最も大きな関節であり、文字通り「身体の土台」です。土台が1センチでも崩れれば、家全体が歪み、やがて屋根まで壊れるのと同じことが、あなたの身体にも起こります。
股関節の痛みを放置し、無意識にかばって歩くようになると、以下のような「負の連鎖」が確実に始まります。
- 健康な側の足が壊れる: 痛い方の足をかばうため、反対側の足に1.5倍以上の負荷がかかります。結果として、数年後には両方の股関節が末期状態になるケースが後を絶ちません。
- 腰椎への影響: 股関節が動かない分を「腰」で補おうとするため、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を併発し、激しい腰痛や足のしびれに悩まされるようになります。
- 膝の変形: 身体の重心がズレることで、膝の内側に過度な重圧がかかり、変形性膝関節症を引き起こします。
「ご家族も、あなたが以前のように軽やかに歩けず、身体を斜めにして顔をしかめている姿を見るのは、本当に辛いはずです。一人の痛みは、家族全員の心配事になってしまうのです」

3. 【理由③】放置すればするほど「治療の選択肢」が消えていく
ここが最も重要なポイントです。早期に発見できれば、リハビリや生活習慣の改善、そして当院が最も力を入れている「再生医療(PRP療法など)」によって、自分の細胞の力で炎症を鎮め、手術を回避したり、10年以上先延ばしにすることが十分に可能です。
しかし、完全に骨が変形しきり、隙間がなくなってしまった「末期」の状態では、どんなに優れた再生医療でも太刀打ちできないことがあります。そうなると、残された道は「関節を取り換える人工関節手術」一択になってしまいます。
「~できるようになるといいですよね!」
またお孫さんと一緒に追いかけっこをしたり、大好きな旅行先で石畳の道を歩いたり、趣味のゴルフで18ホール回りきったり……。
そんな未来を確実に掴むためには、「まだ何とか動ける」今のうちに、専門医による正しいブレーキをかけることが、あなたの人生において最も価値のある投資になります。
心配、困ったらすぐに「阿部整形外科クリニック」を頼ってください
「僕だったら、自分の大切な家族が少しでも足を引きずっていたら、その日のうちに仕事を休ませてでも精密検査を勧めます」
今の僕には、あなたの痛みが分かります。骨折をして初めて知った、一歩を踏み出す時の「ズキッ」とする不安、夜中に疼いて何度も目が覚める孤独感、そして「このまま一生歩けなかったらどうしよう」という底知れぬ恐怖。
でも、安心してください。股関節専門医である僕が、医学的根拠に基づき、全力であなたの歩ける未来を守ります。
「できるだけ早く治して、笑顔でここを卒業しましょう!」
不安な方は、まずは僕のYouTubeチャンネルで公開しているセルフチェック動画を試してみてください。もし一つでも当てはまったら、それはもう我慢する段階ではありません。全国から来院される患者様のために、最新の設備と、何より「あなたの痛みに寄り添う心」を準備してお待ちしています。

股関節の放置に関するよくあるご質問(FAQ)
Q:痛みが出たり消えたりします。痛くない時期があるなら、放置しても良いですか?
A:いいえ、それが一番の罠です。初期から中期にかけては、炎症の波があるため痛みが引く時期があります。しかし、その「痛くない間」も軟骨の摩耗は着実に進んでいます。波があること自体が、病気が進行している証拠だと捉えてください。
Q:他の病院で「年だから様子を見ましょう」と言われました。どうすればいいですか?
A:整形外科医が言う「様子を見る」は、「悪化するのを待つ」という意味になってしまっていることがあります。当院ではエコー検査等を用いて、今起きている炎症を可視化し、「様子を見る」のではなく「今すぐ改善するために何ができるか」を具体的に提案します。
Q:もうかなり変形が進んでいますが、今からでも再生医療は間に合いますか?
A:骨同士が完全に癒合してしまっている場合は難しいですが、「末期」と診断された方でも、再生医療によって激しい炎症を抑え、手術を回避できている事例はあります。諦める前に、まずは一度その股関節を僕に見せてください。
「その一歩の我慢が、一生の制限になりかねません」
股関節専門医として、そして今まさにリハビリに励む一人の患者として、あなたに最も誠実な診断をお約束します。
10年後、20年後のあなたに「あの時、阿部先生に相談してよかった」と言ってもらうために。

