再生医療の真実について、解説します!必見の内容です。

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「手術を宣告されたけれど、どうしても踏み切れない」
「ヒアルロン酸注射を続けているけれど、だんだん効かなくなってきた」
「再生医療って最近よく聞くけど、なんだか怪しいし高いだけじゃないの?」

そんな不安や疑問を抱えて、このページに辿り着いたのではないでしょうか。
こんにちは。整形外科専門医の阿部です。

再生医療は、今や整形外科の分野で無視できない大きな選択肢となりました。しかし、ネット上には「夢の治療」という過剰な期待を持たせる言葉と、「あんなのは効かない」という極端な批判が混在しています。

今回は、股関節の再生医療について、プロの視点からその「真実」を包み隠さずお話しします。僕が「もし自分の親や子なら、どう説明するか」という本音を詰め込みました。

1. 再生医療は「魔法」ではなく、身体の「修復力」を助ける科学です

まず最初にお伝えしたいのは、再生医療は「打てば一瞬で骨が元通りになる魔法」ではないということです。

再生医療(PRP療法や幹細胞治療)の本来の役割は、以下の3つです。

  • 炎症を強力に抑える: 痛みの元となる関節内の火事を鎮めます。
  • 軟骨の摩耗を遅らせる: 今ある軟骨を長持ちさせ、変形の進行にブレーキをかけます。
  • 自己治癒力を引き出す: あなた自身が持っている「治る力」を、濃縮した成分で後押しします。

だからこそ、「ヒアルロン酸では痛みが取れなくなったけれど、手術はまだしたくない」という方にとって、現在、最も有力な選択肢になり得るのです。

2. 僕が自分の家族に「早めの再生医療」を勧める3つの理由

なぜ僕が、自分の大切な人にもこの治療を勧めるのか。そこには明確な理由があります。

① 外来で、最短15分。身体への負担が圧倒的に少ない

手術となると、入院が必要ですし、全身麻酔や術後のリハビリも長期にわたります。仕事も休まなければなりませんし、家も留守にしないといけません。

しかし、再生医療は「外来での注射」で完結します。仕事帰りや、遠方からお越しの方でも、その日のうちに歩いて帰れる。この「身体への優しさ」は、特にご高齢の方や忙しい方にとって、何にも代えがたいメリットです。

② 「手術をしない」という選択を正当化できる

「手術をしない=我慢する」という時代は終わりました。再生医療によって痛みがコントロールできれば、大好きなゴルフや旅行を諦める必要はありません。

 「~できるようになる」ための時間を、我慢ではなく治療で手に入れる。それが現代の賢い選択だと僕は思います。

③ 自分の組織を使うから、安心・安全

再生医療で使用するのは、患者様ご自身の血液や組織です。アレルギーや拒絶反応のリスクが極めて低く、安全性が確立されていることも、僕が家族に勧められる大きな理由の一つです。

 

3. 知っておいてほしい、再生医療の「限界」

ここで、医師として「正直な話」をさせてください。再生医療は万能ではありません。以下のようなケースでは、十分な効果が得られないことがあります。

【再生医療が難しいケース】
・軟骨が完全に消失し、骨と骨が直接ぶつかり合っている末期の状態
・関節の変形があまりにも強く、構造的に支えきれない場合

変形が進みすぎると、再生医療の効果は残念ながら低下してしまいます。だからこそ、僕は「変形が軽度のうちに、時機を逃さずに受けてほしい」と強く願っています。

もし診察の結果、再生医療では改善が難しいと判断した場合は、正直にそうお伝えします。そして、手術の選択肢を含め、僕が責任を持って最後まで伴走します。それが「専門医」としての誠実さだと考えているからです。

4. 費用について。それは「将来への投資」です

再生医療は現在、自由診療であるため、保険診療に比べると初期費用はかかります。しかし、以下のことを考えてみてください。

  • 入院費用や、仕事ができない期間の損失を抑えられる
  • 何より、痛みのない「健やかな時間」を早期に取り戻せる

 「早く治して、クリニックを卒業する」。そのための最短ルートとして再生医療を選ぶことは、あなたの人生にとって決して高い買い物ではないはずです。

再生医療の「真実」に関するQ&A

Q:効果はどれくらい持続しますか?
A:個人差はありますが、半年から1年、長い方では数年にわたって効果を実感される方もいます。定期的なメンテナンスとして取り入れることで、より長く手術を回避できます。

Q:他のクリニックで「手術しかない」と言われましたが、再生医療は可能ですか?
A:一度、当院で精密な検査をさせてください。末期と言われても、炎症を抑えることで痛みが劇的に改善するケースもあります。諦める前にご相談ください。

Q:副作用はありますか?
A:ご自身の成分を使用するため重篤な副作用は稀ですが、注射部位に一時的な腫れや痛みを感じることはあります。通常、数日で改善します。

「僕、僕の家族だったら、この治療をする」

その信念を持って、僕は毎日の診察に臨んでいます。
「再生医療ってどうなの?」「自分にも効くの?」そんな些細な疑問で構いません。
心配が生じたり、困ったらいつでもいらしてください。

ご家族も、あなたがまた軽やかに歩き出す日を心待ちにしています。一緒に、痛みのない未来を計画しましょう!

この記事を執筆した人

阿部 瑞洋 医師

  • 整形外科専門医
  • 股関節専門医

一般社団法人エンジョイワーク 阿部整形外科クリニック 院長。
股関節・膝関節の保存療法および再生医療に精通し、年間延べ3万人以上の患者様の診療実績を持つ。最新の医療と親身なカウンセリングで、地域医療に貢献している。

股関節の再生医療PRP療法|阿部整形外科クリニック

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