「階段の上り下りが辛い、でも手術は怖い……」
「大好きな旅行を、股関節の痛みのせいで諦めたくない」
診察室で、患者様からそんな切実な不安を伺うたび、僕が心に誓っていることがあります。
それは、「もし僕自身だったら、もし僕の家族だったら、今どの治療を選ぶか」という視点で、100%の提案をすることです。
こんにちは。阿部整形外科クリニックの阿部です。
このブログを通じて、股関節の悩みを抱える皆様が、一日でも早く「自分らしい生活」を取り戻すためのヒントを発信していきます。
1. 股関節専門医の僕が「自分の家族なら」と問いかける理由
医療には多くの選択肢があります。薬、リハビリ、再生医療、そして手術。しかし、患者様にとって最善の答えは一つではありません。
僕が常に「自分の家族なら」と考えるのは、そこに「損得勘定のない誠実な医療」があるからです。
「この治療をすれば収益になる」といった経営的な視点ではなく、「自分の大切な人が、今この痛みで困っていたら、負担が少なく、最も確実に笑顔になれる方法は何か?」を追求すること。それがプロとしての最低限の倫理だと信じています。
2. 再生医療は、手術を避けたい方への「第3の選択肢」
最近、多くの患者様から注目されているのが「再生医療」です。
これは、従来のリハビリ(保存療法)と手術の間に位置する、新しい治療の柱です。
再生医療の大きな3つのメリット
- 外来で完結: 入院の必要がなく、診察の合間に「注射」のみで治療が可能です。
- 身体への負担が少ない: 手術のような大きな切開をしないため、ご高齢の方でも安心して受けられます。
- 最短で日常へ: 治療後すぐに歩いて帰宅でき、日常生活への制限がほとんどありません。
僕自身も、もし自分の股関節が痛み出したら、手術を検討する前に迷わず再生医療を試します。それほどまでに、現在の再生医療には大きな可能性が詰まっています。
3. 掲げるゴールは「クリニックからの卒業」です
整形外科に長く通い続けることは、患者様にとって幸せなことでしょうか?
僕はそうは思いません。僕の目標は、皆様に長く通ってもらうことではなく、「できるだけ早く治して、このクリニックを卒業してもらうこと」です。
「孫と一緒にディズニーランドに行けました!」
「諦めていたゴルフを再開できました!」
そんな報告を最後に、笑顔で卒業していく姿を見ること。それこそが、僕が医師を続けている最大の喜びです。
4. もし「手術」が必要になったとしても
再生医療は万能ではありません。変形が高度に進んでしまっている場合、手術(人工関節置換術など)が最も効果的なケースもあります。
その場合でも、僕は「うちではできません」とは言いません。
連携している病院で僕自身が手術に立ち会い、執刀をサポートし、退院後は当院で責任を持ってリハビリを継続します。最初から最後まで、僕があなたの主治医として並走します。
「どんな状態になっても、阿部先生が診てくれる」
その安心感が、治療を成功させるための何よりの薬になると信じています。

股関節治療に関するよくあるご質問(FAQ)
Q:再生医療はどんな痛みにも効きますか?
A:変形の程度によりますが、初期〜中期の変形性股関節症には非常に有効です。まずは精密な診断が必要です。
Q:手術をしたくないのですが、無理に勧められませんか?
A:もちろんです。患者様の「手術をしたくない」という想いを最優先し、まずは再生医療やリハビリでどこまで改善できるかを一緒に探ります。
この記事の監修・執筆者
整形外科専門医・股関節専門医:阿部 瑞洋
阿部整形外科クリニック院長。股関節疾患の専門家として、これまで数多くの手術・治療に携わる。「家族に勧められる医療」をモットーに、最新の再生医療から手術フォローまで、患者様に寄り添ったトータルケアを提供している。


