【再生医療vs人工関節】手術を宣告された方に伝えたい「切らない」選択肢の真実

予防

「軟骨がなくなっているから、もう人工関節の手術しかないね」

病院でそう告げられ、頭の中が真っ白になって当院へ駆け込まれる患者様が、後を絶ちません。手術への恐怖、入院で家族や仕事に迷惑をかける申し訳なさ、そして「自分の骨を失う」というやるせなさ……。

こんにちは。阿部整形外科クリニック院長の阿部です。
僕は整形外科専門医、そして股関節専門医として、数多くの手術を執刀してきました。人工関節の素晴らしさも、その限界も、誰よりも知っているつもりです。そして今、僕は自分自身の足関節の骨折を経験し、「自分の足で一歩を踏み出す重み」を改めて噛み締めています。

今回は、20回目という節目を記念して、「手術一択」と言われたあなたに知ってほしい、再生医療という希望と、その真実を、いつもの1.5倍の圧倒的ボリュームでお話しします。

1. 人工関節手術の「光」と「影」

まずお伝えしたいのは、人工関節は決して「悪い治療」ではないということです。末期の方にとって、劇的に痛みを取り除く素晴らしい手段であることは間違いありません。

  • 光(メリット): 骨同士がぶつかる激痛から解放され、脚の長さの左右差も矯正できます。
  • 影(デメリット): どんなに優れた人工関節も「異物」です。脱臼のリスク、将来的な緩みによる再手術の可能性、そして何より「自分の骨(軟骨)を削り取ってしまう」という後戻りのできない決断が必要です。また、数週間の入院と、長期のリハビリによる社会復帰への壁も存在します。

2. 「切らない」という選択。再生医療(PRP療法)が変えた常識

以前であれば、痛みが強ければ「手術」、そうでなければ「痛み止めで我慢」という二択しかありませんでした。そこに現れた第三の道が、再生医療です。

当院で行っているPRP療法などは、あなた自身の血液から抽出した成長因子を関節に注入し、関節内の「激しい炎症」を鎮め、組織の環境を劇的に改善する治療です。

「手術が必要」と言われる方の多くは、実は骨の形そのものよりも、関節内の『爆発的な炎症』に苦しんでいます。再生医療でその炎症を抑え込み、専門的なリハビリで筋肉を再教育することで、「手術をしなくても、痛みのない日常」を取り戻せている方が当院にはたくさんいらっしゃいます。

3. 専門医が教える「再生医療か、手術か」の判断基準

「僕だったら、自分の身体であれば、まずは自分の骨を残す可能性を1%でも探ります」

当院での判断基準は明確です。
「関節にまだ1ミリでも隙間があるか」「炎症を抑えることで、リハビリが進められる状態か」
もし骨同士が完全に癒着し、可動域がゼロに近い場合は手術をお勧めすることもありますが、その手前の段階であれば、再生医療には試す価値が十分にあります。

またテニスを楽しみたい、孫の結婚式に自分の足で出席したい。その願いを叶える手段は、必ずしも手術だけではありません。大切なのは、「今、自分の関節で何が起きているか」を正確に把握し、納得のいく選択をすることです。

あなたの「一生歩ける未来」を、一緒にデザインしましょう

「ご家族も、あなたが手術後の痛みに耐える姿より、再生医療とリハビリで少しずつ笑顔を取り戻していく姿を応援したいと思っているはずです」

僕は今、骨折のリハビリを通じて、患者さんの「一歩ずつの進歩」がどれほど嬉しいものかを身をもって知っています。阿部整形外科クリニックは、単に治療をする場所ではありません。あなたが「元の生活」というゴールへ向かうための、一番の理解者でありたいと思っています。

「できるだけ早く治して、笑顔でここを卒業しましょう!」

手術を迷っているなら、決断を下す前に一度僕に相談してください。全国から、藁をも掴む思いで来院される皆さんのために、僕は最高の診断と最新の選択肢を用意して待っています。

再生医療と手術に関するQ&A

Q:再生医療を受けたら、その後もう手術は受けられませんか?
A:いいえ、そんなことはありません。まずは再生医療で保存的な治療を試み、万が一効果が不十分な場合に手術を検討するという順序が、お身体への負担を考えても最も誠実な流れだと考えています。

Q:高齢ですが、再生医療と手術どちらが良いですか?
A:ご高齢の方こそ、入院による筋力低下や認知機能への影響を考え、まずは入院不要な再生医療を選択されるケースが増えています。心臓や血圧の持病がある方にも、再生医療は非常に安全な選択肢です。

Q:費用が高そうですが、価値はありますか?
A:再生医療は自費診療ですが、「入院しなくて済む」「仕事を休まなくていい」「自分の骨を残せる」という価値をどう捉えるかです。手術にかかる総コストや期間と比較して、納得して選んでいただけるよう丁寧にご説明します。

「手術の前に、まだできることがあります」

股関節専門医として、そしてリハビリに励む一人の患者として、あなたの『自分の足で歩き続けたい』という想いを誰よりも尊重します。
不安を抱えたままにせず、まずはその想いを僕に聞かせてください。

This website stores cookies on your computer. These cookies are used to provide a more personalized experience and to track your whereabouts around our website in compliance with the European General Data Protection Regulation. If you decide to to opt-out of any future tracking, a cookie will be setup in your browser to remember this choice for one year.

Accept or Deny

タイトルとURLをコピーしました