足首や手首が痛いと感じたら?原因と対処法を徹底解説

足首や手首の痛みの原因と対策

 阿部整形外科クリニック、院長の阿部です。

 日常生活の中で「足首が痛い」「手首が痛い」と感じることは珍しくありません。症状が軽い場合もあれば、放置すると重大な疾患に発展することもあります。このブログでは、足首や手首の痛みの主な原因、対処法、そして予防策について詳しく解説します。

 武蔵境、三鷹周辺にお住いの方は、是非御一読ください。


足首が痛い原因とその特徴

 足首の痛みの原因にはいくつかのパターンがあります。以下に、特に多い原因をまとめました。

○捻挫

 捻挫は、急な方向転換やバランスを崩したときに発生しやすい怪我の一つです。靭帯が伸びたり切れたりすることで痛みや腫れを引き起こします。

  • 症状: 痛み、腫れ、内出血、足首の動かしづらさ
  • 対策: RICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を実施し、重症の場合は医師の診断を受けましょう。

○関節炎

 関節炎は、過度の使用や加齢により関節が炎症を起こす状態です。長期間の負担が蓄積することで発症します。

  • 症状: 持続的な痛み、足首の硬直、腫れ
  • 対策: 無理のない運動と安静のバランスを保ち、必要に応じて専門医の治療を受けることをお勧めします。

◎ 手首が痛い原因とその特徴

 手首の痛みもまた、現代生活ではよく見られる症状です。以下の主な原因と症状を確認してみましょう。

〇腱鞘炎

 腱鞘炎は、手首を繰り返し使用することで腱鞘(腱を包む組織)が炎症を起こす状態です。特にデスクワークやスマートフォンの長時間使用が原因となることが多いです。

  • 症状: 手首の痛み、腫れ、手を動かした際の違和感
  • 対策: 適切な休息とアイシングが有効です。また、症状がひどい場合はサポーターや医師の診断を受けることが必要です。

〇 手根管症候群

 手根管症候群は、手首の神経が圧迫されることで発症する症状です。主にデスクワークを長時間行う人や女性に多く見られます。

  • 症状: 親指から中指にかけての痺れや痛み、手の握りづらさ
  • 対策: サポーターを使用して手首を休ませる、手首周りのストレッチを行うことが効果的です。

◎痛みが続く場合の対処法

 足首や手首の痛みが長引く場合は、以下の対処法を試してみてください。

〇RICE処置を活用する

 軽い怪我や炎症には、RICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)が有効です。この方法は症状の悪化を防ぎ、早期回復を促します。

〇専門医の診断を受ける

 自己判断でのケアでは限界がある場合、専門医の診断を受けましょう。特に痛みが1週間以上続く場合や日常生活に支障が出る場合は、早めの受診が重要です。


◎痛みを予防するための日常習慣

 足首や手首の痛みを予防するためには、日常的なケアが欠かせません。

〇 ストレッチを習慣化する

 毎日のストレッチは、足首や手首の柔軟性を高め、怪我のリスクを減らします。特に運動前後や長時間同じ姿勢で作業する際には欠かせません。

〇適切な姿勢を保つ

 長時間のデスクワークでは、手首や足首に負担がかからない姿勢を心がけましょう。適切な高さの椅子やデスクを使用することが重要です。


◎まとめ

 足首や手首の痛みは、生活習慣や過度な使用によるものが多いですが、時には重大な疾患が隠れていることもあります。痛みを感じた際は、原因を正確に把握し、適切な対処を行うことが重要です。予防のための日常ケアを心がけることで、痛みのリスクを最小限に抑えましょう。

 今回は本当に少ない病気しか挙げておりませんが、年齢や職業、スポーツや持病によって起こりやすい病気も異なります。また、急性に起こる場合も、1,2か月たってから慢性的に起こる場合もあります。

 御心配のある方は、是非クリニックにお電話、御相談ください。

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