首の骨は頚椎(けいつい)と呼び、背骨(脊椎:せきつい)の一部です。頚椎は、7つの「椎骨(ついこつ)」と椎骨間にあるゼリー状の「椎間板(ついかんばん)」から成構成されています。

(図)頚椎の構成

 頚椎は、ボーリングの球と同じくらいの重さの頭(体重の約8%、約5kg)を支え、体とつなぐ役目をしているため、負担がかかりやすい上、加齢や怪我によって変形しやすい部分でもあります。

 また、頚椎の後方はトンネルのような構造になっていて、中に神経(脊髄:せきずい、特に頸椎の中を通る脊髄を頚髄:けいずいと言います。)が通っています。神経は木の幹のような「脊髄(せきずい)」と脊髄から枝分かれする8対の「神経根」から構成されています。脊髄が少しでも損傷すると、広範囲に影響が及ぶ可能性があります。

 当院では、首や肩の痛みに対して、問診・視診・触診のほか、超音波検査(エコー)による画像検査で診断しています。

 超音波検査は、レントゲン検査では見つけられないような筋肉やじん帯・腱などの微細な損傷を見極めることが可能であり、患者さんも一緒に病変部位を見ながら確認できます。さらに、検査は痛み無く受けられ、被爆の心配もありません。

 なお、必要に応じて、X線検査(レントゲン)、MRI検査、CT検査なども行います。

 首や肩に痛みがある、手先・腕にしびれがみられる、手先が使いづらいなど異常を感じる場合には、お早めに当院までご相談ください。

頚椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんへるにあ)

 頚椎椎間板ヘルニアは、脊椎の衝撃を和らげるクッション的役目をするゼリー状の椎間板が後ろに飛び出して、神経を圧迫している状態です。30代~50代に多く、首を後ろや斜め後ろに傾けると、症状が強くなる特徴があります。

(図)頚椎側面図|メディカルイラスト図鑑

 飛び出した椎間板の場所によって、現れる症状は異なります。

 神経根が圧迫されると、片側の首から肩・腕に痛みやしびれが現れ、脊髄が圧迫されると、お箸が使いにくくなる、ボタンがかけづらくなるなど手を使った細かい動作が困難になります。また、つまずきやすい、歩きにくいなどの歩行障害、排尿障害が現れることもあります。

 頚椎椎間板ヘルニアの一番の原因は、加齢による頚椎椎間板の変形です。その上で、頚椎に負担のかかる姿勢での作業やスポーツなどがきっかけで発症するほか、突然発症することもよくあります。

 頚椎椎間板ヘルニアの治療は、頚椎カラー*1による装具療法、牽引療法、運動療法などの保存療法を行います。痛みが強いときには、鎮痛消炎剤の服用や神経ブロック注射で痛みを和らげます。

*1頚椎カラー装具:頚椎をしっかりと固定し、首の安静を図るための装具。ただし、長期使用は痛みが長引く原因となることがあります。

 また、上記のような保存的治療を行っても軽快せず、筋力低下の持続、歩行障害・排尿障害などがある場合には、外科的手術を検討します。

※必要がある場合には、適宜近隣の対応病院をご紹介します。

頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)

 頚椎症性神経根症は、片側の腕や手指に痛み・しびれが現れます。首を後ろにそらすと、痛みやしびれが強くなるので、うがいをする、目薬をさすなど上を向く動作がしにくくなります。また、腕の筋力低下や感覚障害が起こることも少なくありません。

 加齢に伴い、少しずつ椎間板のクッション性が弱まり、椎骨と椎骨がこすれてトゲのように変形(骨棘:こっきょくと言います)することにより、神経根が圧迫・刺激されることが原因です。遠近両用メガネをお使いの方で、首を反らしながら本などを見る行為が、発症要因となっているケースもよくみられます。

 なお、頚椎症性神経根症は中高年に多い病気ですが、他の神経疾患が隠れている可能性もあるので、腕にしびれがみられる場合には注意が必要です。

(画像引用)頚椎横断図|日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_radiculopathy.html

 頚椎症性神経根症の基本治療は、頚椎を後ろにそらさないようにして、安静にさせることです。同時に頚椎けん引を行ったり、痛みが強い場合には消炎鎮痛薬の服用を行ったりします。

 治療期間は長くなる傾向のある病気なので、激痛が落ち着いたら、気長に治療しましょう。

ただし、筋力低下が著しい、日常生活に支障を来すほどの痛みがある場合には、外科的手術を検討します。

※必要がある場合には、適宜近隣の対応病院をご紹介します。

むち打ち症(頚椎捻挫:けいついねんざ)

「むち打ち症」とは、正式な医学的傷病名ではなく俗称で、車にヘッドレスト*2が標準装備されていない1960年代頃、交通事故などによって追突・衝突した際に首が鞭を打ったようにしなったことから付きました。

*2ヘッドレスト:座席の背もたれの上部にある枕のような部分

 なお、「むち打ち症」は受傷原因・外傷程度によっても、現れる症状・治療法・治療期間は様々なので、発症当初より適切な治療が必要な怪我です。

 放置することは、痛みの悪化、不定愁訴(ふていしゅうそ)*3などに繋がることがありますので、交通事故後は必ず整形外科を受診するようにしましょう。

*3不定愁訴:検査をしても明確な原因はみられないが、めまい・倦怠感・頭痛など体の不調がみられること

頚椎捻挫

 頚椎捻挫とは首の捻挫(ねんざ)のことで、外傷性頚部症候群に含まれます。

 首から肩にかけての痛み、痛みによる可動域の制限(前後左右に首が動かない)、頭痛などの症状がみられます。

 
 頚椎捻挫の主な原因は、交通事故や転落・追突、落下等の外傷やラグビー・柔道・アメリカンフットボールなどのスポーツ頚椎の筋肉やじん帯を損傷することです。

 発生直後であれば、湿布や消炎鎮痛薬を服用しながら、首の安静を図り、症状が落ち着いてきたら、牽引治療・温熱療法・運動療法などの治療を行います。発生から少し経っても痛みで首がまったく動かせないような場合には頚椎カラーを使用することもあります。

(症状によっては発症直後から頸椎カラーを使用することもあります。)

外傷性頚部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)

 外傷性頚部症候群は、外からの強い力による頚部損傷が原因となり、首の痛み・頚が動かせない(頚椎捻挫)以外に頭痛、肩こり、めまい、腕・手指のしびれ、睡眠障害、うつ状態など全身に様々な症状が現れ、長引く傾向があります。

 ただし、頚椎捻挫同様、画像検査をしても骨折や脱臼などはないので、「むち打ち症」と呼ばれることもあります。

 外傷性頚部症候群の直接原因は、交通事故などで怪我をしそうになったとき、反射的に首を防御するために生じる「頚椎の筋緊張」です。

 筋緊張している状態で強い衝撃がかかると、筋の部分断裂やじん帯損傷が起こりやすくなります

 受傷後の安静期間(約2~4週間)が過ぎたら、積極的にストレッチや体操などのリハビリ治療を始めることが、早期治癒の近道となります。

 また、受傷直後で痛みが強いときには、消炎鎮痛薬を服用し、首の可動域に制限があるときには頚椎カラーを数日程度使用することがありますが、必要以上に頚椎カラーを装着し続けたり、頚椎の安静を取り続けたりすることは、痛みが長引く原因となることがあります。

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

 胸郭出口症候群は、なで肩の女性や重いものを運ぶ労働者、肩こりの人に起こりやすい病気です。

 症状は、腕をあげる動作で肩・腕・手(特に小指側に沿って)に痛みが出る、しびれ・ビリビリとするような感覚障害がみられます

 また、手の筋肉が萎縮すると、甲の骨の間が凹み、手のひらの小指側がやせ、握力低下や細かい動作が難しいといった運動障害がみられるようになります。

 胸郭出口症候群の主な原因は、腕神経叢(通常脊髄から出て来る第5頚神経から第8頚神経と第1胸神経から形成される)と鎖骨下動脈は、①前斜角筋と中斜角筋の間、②鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、③小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、それぞれの部位で絞めつけられたり、圧迫されたりする可能性が考えられています。

 その絞扼(こうやく)部位によって、斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群(過外転症候群)と呼ばれますが、総称して胸郭出口症候群と言いますが、上腕や肩の運動・感覚に関係する神経・動脈の圧迫や締め付けです。

 画像検査で第6・7頚椎に外側に伸びる頚肋の有無のやほかの部位での神経の圧迫がないか確認し、頚椎椎間板ヘルニアなど似ている症状が現れる他の病気が排除できるかを調べ、診断します。

 治療は、消炎鎮痛剤・血流改善薬・ビタミンB1などの薬物療法のほか、症状が軽い場合には肩の筋肉を鍛えて、なで肩を矯正します。同時に、悪い姿勢にならないよう胸を張る姿勢を心がけましょう。

 ただし、しびれが強い場合や腕・手指の血液循環が良くない場合には、頚肋の切除など外科的手術を検討します。

※必要がある場合には、適宜近隣の対応病院をご紹介します。

肩こり

 厚生労働省の調査(2016年)*4によると、肩こりは女性が訴える自覚症状の1位、男性の2位となっている、いわば国民病のひとつです。

*4(参考)平成28年国民生活基礎調査の概況|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf

 肩こりは、首の付け根から肩・背中にある僧帽筋(そうぼうきん)を中心に、張る、痛む、重いなどの症状を感じるほか、頭痛や吐き気などを伴うこともあります。

(画像引用)肩こりに関与する筋肉|日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html

 肩こりの大半は「本態性肩こり」とも呼ばれる、検査しても骨や神経には異常がない、原因不明の肩こりです。

 原因不明の場合でも、長時間同じ姿勢でデスクワークをしている、カバンをいつも同じ方の肩にかけている、姿勢が悪い(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、冷房で体が冷えることが要因となります。

 また、頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症・五十肩など骨・神経に異常がある病気、高血圧、更年期障害、眼科疾患、耳鼻咽喉科疾患などの病気が原因となり、肩こりを発症する場合もあります。これらの場合には、元となる病気を治療することで、肩こりの改善が期待できます。

 ただし、運動した時に肩が痛む、手がしびれる、肩を動かしていなくても痛む、徐々に痛みが増すときは、「危険な肩こり」の可能性がありますので、速やかに医療機関を受診しましょう。

問診や触診、超音波検査のほか、必要に応じて筋電図、血圧測定などを行い、肩こりの原因を調べます。

 治療は、湿布などの薬物療法、マッサージ療法、入浴・蒸しタオルなどの温熱療法、運動療法など、効果をみながら行います。肩こりでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

五十肩(肩関節周囲炎)

 五十肩とは、関節の動きが極端に悪くなっている状態で、正式名は「肩関節周囲炎」です。肩関節周囲炎が、50代でみられれば「五十肩」、40代でみられれば「四十肩」と呼びます。

 五十肩の主な原因は、加齢によって肩関節周りの筋肉・じん帯・骨などの組織が老化・炎症することで、特に大きなきっかけで発症するものではありません。炎症が進行すると、肩関節の動きをよくする袋(滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着し固くなるため、肩を動かせる範囲がとても狭くなります。

(画像引用)肩関節の構造|日本整形外科学会

 五十肩になると、肩関節を動かすときの痛み運動痛と夜に痛みが出る「夜間痛」が現れます。

 初めは軽い痛みでも、徐々に痛みが増していき、次第に痛みで寝付けなくなったり、寝ていても痛みで目が覚めたりするようになります。また、悪化によって、エプロンの紐を結ぶ、ズボンの後ろのポケットに手を入れる、着替え、洗顔、寝返りなどの動作が難しくなり、生活の質(QOL)が低下します。なお、痛みの強さ・痛む期間には個人差があります。

 押して痛みが出る(圧痛)場所や肩関節の動きを見て診断しますが、同様の症状が出る「石灰沈着性腱板炎」「肩腱板断裂」などと鑑別するために、超音波検査やレントゲン検査、MRI検査を行います。

 痛みが強い急性期の治療では、三角巾などで肩関節の安静を図りつつ、消炎鎮痛薬の服用、ステロイド注射を行います。痛みが落ち着いてきたら、温熱療法や運動療法などリハビリを行います。

 保存的治療でも症状が改善しない場合は、外科的手術を検討することもあります。

※必要がある場合には、適宜近隣の対応病院をご紹介します。

肩腱板断裂(かたけんばんだんれつ)

 肩腱板断裂は、肩の筋が切れた状態であり、40代以上の男性に多く、「利き肩」に発症しやすい病気です。

 主な症状は、腕を上げるときの痛み、夜間痛や肩の運動障害(動かしづらいこと)です。

 また、腕を上げるとギシギシと音がする、力が入らないこともあります。

 五十肩と似ていますが、肩腱板断裂では、肩関節の動き自体は硬くならず、動かすときに痛みがあっても、肩は上がります。

※五十肩の場合、肩関節が硬くなり、肩の可動域が狭まるため、肩が上がらないことが多々あります。

 肩腱板断裂は、手を突いて転倒する・肩を強打するなどの怪我、肩の使い過ぎ(オーバーユース)によって発生しますが、50~60代では老化により自然に切れてしまうこともあります。

 診断は、肩を上げるときに「ギシギシ音がするか?」などの触診と、画像診断を併せて行います。

 怪我で腱板が断裂した場合には、三角巾で1~2週間安静にしますが、主な治療は消炎鎮痛薬の服用、湿布、注射療法(ステロイド・ヒアルロン酸)、切れずに残っている腱板や肩甲骨周りの筋肉のリハビリとなります。

 保存的治療により断裂部分が自然治癒することはありませんが、多くの場合、症状の改善がみられます。

 ただし、保存的治療の効果がなく、肩関節の痛みが強く、力が入らず肩が上がらない場合や、若い方が怪我によって断裂した場合などには、関節鏡下や直視下による外科的手術を検討することもあります。※必要がある場合には、適宜近隣の対応病院をご紹介します。

(画像引用)肩腱板断裂の治療|日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rotator_cuff_tear.html

石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)

 石灰沈着性腱板炎は、40~50代の女性によくみられ、突然肩に激痛が走り、腕を動かせなくなる病気です。

 原因は、肩腱板内に石灰沈着が起こり、その石灰により炎症が起こるためですが、石灰沈着が起こる理由は明らかになっていません。

 ミルク状の石灰から始まり、沈着が進むにつれ、練り歯磨き状、石膏(せっこう)状と硬くなっていき、痛みも増します。

 肩関節の動きを伴う動作で痛みは出やすいため、進行すると、ベルトを通す、洗濯物を干す、エプロンの紐を縛る、寝返りを打つなどの日常生活が難しくなります。

 五十肩と鑑別するため、超音波検査やレントゲン撮影などを行って、診断します。

 治療は保存療法が基本となり、三角巾などで肩の安静を図り、消炎鎮痛剤の服用やステロイド・局部麻酔などで症状を和らげます。激痛がある急性時は、注射で肩腱板に沈着した石灰を吸引して痛みを鎮めます。痛みが落ち着いてきたら、温熱療法(入浴・ホットパック)や運動療法などリハビリを始めます。

 ただし、痛みが強く、肩の運動に支障を来す場合には、外科的手術で石灰を摘出することもまれにあります。

※必要がある場合には、適宜近隣の対応病院をご紹介します。

(画像引用)石灰沈着が見られみられる肩腱板のレントゲン画像|日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/calcific_tendinitis.html

寝違え(ねちがえ)

 目が覚めたとき、首の後ろや首から肩にかけて、痛みが出ることを「寝違え」と呼びます。

 痛みで首が動かせないこともよくありますが、診察や超音波検査を行っても異常はみられません。通常、数時間から数日で痛みは改善していきますので、心配ありません。ご自身では、首を無理に痛い方向には動かさないようにしましょう。

 ただし、手のしびれがある場合、痛みがいつまでも治らない・悪化する場合には、別の病気の可能性があるため、整形外科を受診して、しっかりと調べた方が安心です。

 寝違えが起こる原因は今のところはっきりしていませんが、重たいものを長時間持つなど手を使い過ぎたり、同じ姿勢を続けたりすることで、首の筋肉に強い負荷がかかることが要因のひとつと考えられています。

 治療では、対症療法を中心に、治療効果を確認しながら、湿布を貼る、消炎鎮痛剤の服用、痛みの軽快傾向がみられたらマッサージなどを行います。

院長からひとこと

 頸は頭を支えていることもあり、軽度の外力でも痛みの出やすい場所です。頭から頸、背中へと延びていく筋肉に痛みが起こると、特に午後になって頭が締め付けられるように痛くなる頭痛(筋緊張性頭痛)が発症する可能性があります。

 頭痛は危険な頭痛もあるため、早期に診断が必要となることがあります。また頭の中の病気は頭痛や頸に痛みを起こすこともあり、痛みをあまり放置せず、早めに受診することをお勧めいたします。

 肩は人間の身体の中でも三大疼痛部位の一つで、人生の中でも誰しもが一度ぐらいは痛みを訴えることが多い場所です。

 肩の関節は身体の中で最も動く範囲(可動域)が大きく、そのせいもあり不安定な関節でもあります。

 肩の痛みが生じ何日か動かさないでいるとあっという間に可動域が狭くなり、上肢、手の運動が障害され、日常生活に大きな障害をもたらす危険性があります。

 肩の痛みが生じた場合には原因を調べ、診断を付け、痛みのコントロールをしながら、動かして行くことが必要になります。肩の痛みは治る期間に個人差があり、人によっては1年ぐらいかかる人もいます。早めに受診し、リハビリテーションを行うことにより、早期の社会復帰が可能となります。

 当院では最新のリハビリテーション機器を揃え、患者さん個人個人に合わせたリハビリテーションを行ってまいります。いつでも、気軽にご相談ください。

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