はじめに
「腕が痛くて物を持つのがつらい…」「急に腕を動かすと痛みが走る…」
そんな悩みを抱えていませんか?
腕の痛みは、筋肉疲労や神経の圧迫、関節の問題などさまざまな原因 で起こります。
このブログでは、腕が痛い原因と、それぞれの治し方 を詳しく解説します。
🟢 腕が痛い原因は?考えられる5つの要因
腕の痛みは、使いすぎや筋肉の炎症、神経の圧迫 などによって引き起こされることが多いです。
以下に、考えられる5つの原因を紹介します。
1️⃣ 筋肉疲労や筋肉痛
腕の使いすぎによる 筋肉疲労や炎症 が原因で、痛みが生じることがあります。
✅ こんな場合は筋肉痛の可能性大!
- スポーツやトレーニング後に痛みがある
- 重い荷物を持ち続けた後に痛みが出た
- 腕を動かすとズキズキとした痛みを感じる
💡 治し方:筋肉の回復を促すケア
- 痛みがある部分を冷やす(アイシング)
- 軽いストレッチやマッサージで血流を促す
- 痛みが続く場合は温めて筋肉をほぐす
2️⃣ 神経の圧迫(頸椎症・胸郭出口症候群など)
腕の神経が圧迫されると、しびれや痛みが出ることがあります。
特に、首や肩の問題が影響 しているケースが多いです。
✅ 神経圧迫が原因の可能性が高い症状
- 肩から腕にかけて痛みやしびれがある
- 手を上げると腕がだるくなる
- 長時間同じ姿勢でいると痛みが悪化する
💡 治し方:姿勢を改善し、神経の圧迫を軽減
- 長時間のデスクワークを避け、こまめにストレッチをする
- 首や肩周りの筋肉をほぐして血流を良くする
- 腕を上げると痛みが増す場合は、専門医の診断を受ける
3️⃣ 関節の炎症(腱鞘炎・四十肩・五十肩)
腕の関節や腱が炎症を起こすことで、痛みが発生することがあります。
特に、手首や肘、肩の関節 に炎症が起きることが多いです。
✅ 関節炎が原因の可能性が高い症状
- ペットボトルのフタを開けると痛む(腱鞘炎の可能性)
- 腕を上げると肩が痛む(四十肩・五十肩の可能性)
- 手をつくと手首に痛みが走る(手根管症候群の可能性)
💡 治し方:無理な動きを避けて炎症を抑える
- 痛みが強いときは患部を冷やして炎症を抑える
- 負担のかからない範囲でストレッチを行う
- 痛みが長引く場合は、整形外科で診断を受ける
4️⃣ 血行不良による腕の痛み
血流が悪くなると、筋肉が硬直して痛みを引き起こします。
特に、寒い季節や長時間の同じ姿勢 が原因で血行不良が起こりやすくなります。
✅ 血行不良が原因の可能性が高い症状
- 朝起きたときに腕がこわばる
- 寒い環境で腕の痛みが悪化する
- マッサージをすると一時的に楽になる
💡 治し方:血流を改善するケア
- 腕を温める(お風呂・温熱シート)
- 軽い運動をして血流を促す
- 適度なストレッチで筋肉をほぐす
5️⃣ 重大な病気が隠れていることも…
まれに、腕の痛みが心臓や内臓の病気と関連している こともあります。
特に、突然の強い痛み がある場合は注意が必要です。
✅ 緊急受診が必要な症状
- 左腕に突然の強い痛み(心筋梗塞の可能性)
- 腕の痛みとともに息苦しさを感じる
- 強いしびれがあり、指先まで感覚がない
💡 異常を感じたらすぐに病院へ!
- 原因不明の痛みが続く場合は、早めに医師の診察を受ける
🟢 腕の痛みを和らげるストレッチ&セルフケア
痛みが軽い場合は、ストレッチやマッサージで改善できることもあります。
以下の簡単なストレッチを試してみましょう。
1️⃣ 肩と腕をほぐすストレッチ
- 両腕を大きく回す(前回し・後ろ回し各10回)
- 片方の腕を胸の前でクロスし、反対の腕で引き寄せる(10秒キープ)
2️⃣ 手首の柔軟性を高めるストレッチ
- 手のひらを上に向け、反対の手で指をそっと引く(10秒キープ)
- 逆の手も同じようにストレッチする
💡 ポイント
- 無理に伸ばさず、気持ちよく感じる範囲で行う!
- 痛みが悪化する場合はすぐに中止する!
🟢 まとめ:腕の痛みは早めのケアが大切!
腕の痛みは、筋肉疲労・神経の圧迫・関節炎・血行不良などさまざまな原因 で起こります。
自分の症状に合った適切な対処をすることで、痛みを軽減することが可能です。
📢 腕の痛みを改善するためにできること
✅ ストレッチで筋肉をほぐす!
✅ 痛みの種類に合わせて冷やす or 温める!
✅ 姿勢を改善し、神経の圧迫を防ぐ!
✅ 痛みが続く場合は、早めに専門医に相談!
「この痛み、大丈夫かな?」と不安に感じたら、早めのケアが大切です!
腕の痛みを放置せず、適切な治療で健康な生活を取り戻しましょう!
この記事の監修医師
阿部 瑞洋 医師(整形外科専門医)
一般社団法人エンジョイユアワーク 阿部整形外科クリニック 院長。
日本整形外科学会認定専門医として、20年以上にわたり関節・股関節疾患を専門に診療。
年間3万人以上を診察し、股関節の保存療法から手術まで幅広く対応しており、地域医療に貢献している。