「股関節が痛いけれど、長年続けてきた大好きなスポーツは辞めたくありません。ウォーキングは痛いけど、自転車なら痛くありません。何をやっても良くて、何がダメなのでしょうか?」
こんにちは。阿部整形外科クリニック院長の阿部です。
骨折の徹底的なリハビリを経て、僕はついに大好きなゴルフのフルスイングができるまで回復しました! スポーツの再開は、人生の大きなモチベーションになりますよね。しかし、股関節にとっては「寿命を延ばすスポーツ」と「寿命を削るスポーツ」が明確に存在します。
今回は、股関節を壊さないためのスポーツの境界線(損益分岐点)について、結論ファーストで徹底解説します!
1. 結論:「急発進・急ブレーキ・ジャンプ」のあるスポーツはNGです
「結論からお伝えします」。
股関節に痛みや炎症がある場合、テニス、バレーボール、ジョギングなどの「着地の強い衝撃」や「急激なストップ&ゴー」を伴うスポーツは、軟骨を急激に破壊するため推奨できません。
少し視点を変えて、「車のタイヤの減り方」で考えてみましょう。
【寿命を延ばすスポーツ=高速道路のドライブ】
ゴルフ、水泳、自転車などは、一定の速度で滑らかに動く「高速道路のドライブ」です。タイヤ(軟骨)への摩擦や衝撃が少なく、周りのエンジン(筋肉)を安全に鍛えることができるため、関節を長持ちさせます。
【寿命を削るスポーツ=激しい市街地のレース】
テニスやバスケットボールは、急発進と急ブレーキを繰り返す「激しい市街地のレース」です。タイヤは地面に強く擦り付けられ、あっという間にすり減ってパンク(激痛)してしまいます。

2. 股関節への衝撃:「体重の5〜10倍」の壁
なぜ急ブレーキがダメなのか。それは、股関節にかかる物理的な負荷の数値を見れば一目瞭然です。
【動作別の股関節負荷(体重比)】
- 両足での起立:体重の約0.3倍
- ゆっくりした歩行:体重の約3倍
- ジョギング・急な切り返し・ジャンプ着地:体重の約5倍〜10倍
体重60kgの方がテニスで急ブレーキをかけた瞬間、「最大600kg」の負荷が股関節に集中します。すり減った軟骨がこの衝撃に耐えられるはずがありません。だからこそ、体重をサドルや浮力が支えてくれる「エアロバイク」や「水中ウォーキング」が、股関節を壊さずに筋肉を鍛える最強のスポーツ(損益分岐点)となります。

3. 大好きなスポーツへ復帰するロードマップを共に作ります
「じゃあ、もう一生テニスはできないの?」と絶望しないでください。
僕たち阿部整形外科クリニックは、患者さんの「やりたいこと」を頭ごなしに否定しません。
まずは僕が再生医療(PRP療法)で関節内の炎症(火事)を徹底的に抑え込みます。その後、当院の8人のリハビリスタッフ(ピットクルー)が、あなたの筋力や可動域の数値を測定します。左右の筋力差が「50:50」に近づき、600kgの衝撃に耐えうるインナーマッスル(衝撃吸収の鎧)が完成したと判断できれば、安全なスポーツ復帰の許可を出します。

「~できるようになるといいですよね!」
「ご家族も、あなたが痛みを気にせず、大好きなスポーツで汗を流して最高の笑顔を見せてくれる日を待っていますよ」
「~できるようになるといいですよね!」
痛いからと全てを諦めるのではなく、今の身体に合った正しい運動を選択し、しっかりとチューニングをすれば、またコートやコースに立つ日は必ず来ます。
「できるだけ早く治して、笑顔でここを卒業しましょう!」
徳によって絆を結ぶ「絆徳(ばんとく)」の精神で、僕たちはあなたの大好きな趣味を取り戻すロードマップを一緒に描き、全力でサポートします。
自己判断で関節を壊してしまう前に、まずは僕に今の関節の状態を診せてください。診察室でお待ちしています!

「痛いけれど、大好きなスポーツを諦めたくない方へ」
関節に負担をかけない正しい運動の選択と、衝撃に耐えうる筋肉作りが必須です。
専門医と8人のプロチームが、あなたのスポーツ復帰を安全にサポートします。

